夏は終わらない(第3章)

内容の要約

春季大会ベスト16で終えた三ツ木高校は新聞の記事に載った。毎回一回戦で敗退していた弱小校が大きな成長をし、野球部は学校中に注目を浴びた。そんな中、キャッチャーの鈴江が野球部を辞めると言っていた。原因は春季大会は、自分のせいで負けてしまったとずっと思い込んでいたからだ。その後の練習もミスばっかりで主将によく怒られていた。監督は三年生が引退するまで待ってくれないかと頼み、鈴江はとても悩んでいた。

 

感想

鈴江の部活動を辞めたい気持ちもわかるけどそれを乗り越えたらもっと自分を成長させれると思うので頑張ってほしいと思った。

夏は終わらない(第二章)

第二章

内容の要約

春季大会に負け、中間考査を終えてすぐに練習試合をすることになった。その相手は、夏の大会予選で毎年必ずベスト8に名を連ねる名門、広栄高校だ。この練習試合では勝ちに行くのではなく、夏の大会を想定して打者のデータを取るのが目的と監督に言われた。キャッチャーの鈴江は春季大会の時に、ミスをしてしまったことこの試合の序盤までずっと引きずっていた。そのせいか体がガチガチになり、エラーが多くなってしまう。それにつられピッチャーの月谷も徐々に崩れていってしまい、甘い球が増えたくさん点を取られてしまった。内野手がマウンドに集まり、セカンドの木島が客席にいる今はスカウトをしている元ヤクルトの選手の吉良を見つけ、それを伝えることで場を和ませようとしたが、鈴江にはそれが逆効果となってしまった。さらに、試合終盤にはプロ注目選手であるエースが出てきてしまい、試合に負けてしまった。試合が終わった後、月谷は吉良に呼ばれた。

 

感想

公式戦のミスを引きずり、その後の試合に緊張してしまっていた所に共感した。また、この作者の文の表現の仕方がとても良いと思った。まるで、その場や状況に自分自身がいるみたいに想像しやすく、一緒にいるみたいでとても楽しみながら読めた。

 

夏は終わらない(第一章)

第一章

内容の要約

三ツ木高校の野球部は弱小だったがキャプテンやエースも上手く、それにつられて他の部員たちもどんどん上手くなっていった。春季大会の真っ最中で私立の強豪大瀬高校に勝ち、ベスト16に進出していた。でも、あくまでも目標は試合に勝ち続けること。だから午前で終わった試合後も夜遅くまで練習をしていた。そして翌日、自分たちの試合前に甲子園常連校対過去に甲子園出場経験を持つ公立校と試合が行われていた。そこで、自分たちと強豪校との違いを実感したが、気持ちを入れ替え、自分たちの試合に集中した。初回の攻撃で2点を取り、ピッチャーも好調で8回裏までは無失点で抑えていた。だがキャッチャーのミスで追いつかれてしまった。試合は9回裏になり、二死一・三塁、あとひとつアウトを取ったら延長に持ち込めるという場面でピッチャーの渾身の一球が打たれてしまった。

 

感想

私は高校2年の夏までバスケットボール部に所属していていた。競技は違うが、とても懐かしい気分になった。暑い夏の中毎日必死に走り、声を出し続けて部員と一緒に頑張った日々を思い出した。内容は高校生の部活の日々みたいでとても親近感が湧き、ストーリーはとても面白く続きを早く見たいと思った。